当院の鍼灸治療は『自然治癒力』を回復させる治療です。
特に、当院で取り入れている始原東洋医学による治療は、
原因がはっきりしない症状にも効果が期待できます。
本来、私たちは自分自身で体の不具合や不調を治す力「自然治癒力」を持っています。ところが、生活習慣・ストレスや加齢、体内に入った有害物質など、様々な要因によって体内のバランスが崩れると自然治癒力は低下し、不調があらわれ病気になったりします。
病気を治したり、予防したりするためには、私たちに本来備わっている自然治癒力を回復させてあげればよいことになります。
はり・きゅうによる当院の治療は、体全体を診てその不具合を調整し、自然治癒力を復活させるものです。
病気でなくても鍼灸治療は可能です。病気の手前の状態(未病)の治療や、病気にならないようにする予防の治療にも効果が期待できます。
もっと詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
『どんな症状に効くの?』
『実際に治療を受けた人の話を聴きたい!』
『どんな道具を使うの?』
『始原東洋医学ってなあに?』
始原東洋医学とは、鹿児島の内科医である故有川貞清氏によって創始された東洋医学です。最大の特徴は、訓練によって五感以外の感覚を身につけた施術者が患者さんの体を診るだけで診断することができるということです。五感以外の感覚を使って診ることで、人体の気の流れの滞りを見つけて、この気の滞りを治すのに最も効果的な反応点を利用して治療を行います。その反応点へ体が欲している刺激を与えることで、最小の刺激で最大の効果を起こし、体が喜びながら治癒の方向に向かっていきます。言い換えれば、人間が元々持っている治る力(自然治癒力)がうまく働ける状態にすることを目的に治療を行います。
始原というのは現在に伝わる東洋医学ができた最初の段階という意味が込められています。現代の東洋医学の元になっている理論は2000年前ごろに出来た書物がもとになっていますが、それを紐解くと五感以外の感覚を持った者にしか書けないような内容が含まれています。人類の生存本能がなせる技だったのではないかと思われますが、時代が下るにつれて人類から失われた五感以外の感覚を再獲得して、治療を行おうという東洋医学です。
自然治癒力という観点から見ると、不快な症状にも意味があり、ただ症状を緩和、マヒさせることが最善でないということが解ります。例えば、痛み自体は本来、体の生体防御反応から起こっており、損傷した部位などに起こる痛みは、損傷組織をそれ以上傷めないという意味があります。
始原東洋医学の治療では、気の滞り(気滞)が取れれば体は自然に治ってゆくと考えるため、気滞が取れた段階で一部残った症状に関してはあまり無理に取らないほうがよいと考えます。早い治癒に繋げるには、ある程度の症状を残しながら治してゆくのがベストな場合もあります(もちろん一番いいのは、自然治癒力が働いて、結果として痛みも取れる状態ですが、患者さん個々の体の状態・病態があるので必ずそのようになるとは限りません)。
例えば、痛みを取るだけならば麻酔をかければ痛みは感じなくなりますがこの場合、麻酔がきれればまた痛みが再発し、治癒には繋がっていません。ですから、自然治癒力が働いて結果痛みも取れたことと、ただ一時的に痛みが取れたことは意味合いがまったく違うということです。どちらが良いのかということについては、ケースバイケースだと思います。ただ、治癒に向かわせるという目的のためには、自然治癒力に働きかけることが早道だと思います。
身近な疾患である「肩こり」を例にすると、肩こりに対して肩に鍼を刺すことによって鍼灸ではこりを改善することができます。しかし、肩こりの中には内臓や他の器官からの影響によって起こっているものも存在します。そのような場合、真の原因を改善しなければ、またしばらくすると肩こりは再発します。始原東洋医学の治療はその人の持っている治る力を使って治すので、場合によっては最初の頃に効果が穏やかすぎて感じられないこともあります。
しかし、3〜4回の治療を重ねることによって、徐々に目に見える効果となってゆき体が治癒の方向に向かっていることを実感できることでしょう。肩こりで言えば、肩のこり自体を問題とするのではなく、肩こりが起こりにくい体に変えてゆくことを目的としているのです。
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